語り部
平和を語り継ぐ場(映像)
宮崎県では、戦争の悲惨さや平和の尊さを受け継いでいくために、先の大戦を実際に体験した世代が「語り部」として、その体験を語る姿を映像として記録することにより、戦争体験の風化を防ぐとともに、戦没者遺族等の精神的慰藉を図ることを目的として、「戦争体験『語り部』映像記録事業」を平成18年度に実施し作成した映像記録はDVDに収録して県内の小・中・高校、大学及び公立図書館や関係団体等に広く配布しました。
以下の映像は、DVDに収録した宮崎県にお住まいの旧軍人、戦没者遺族、空襲被災者、中国残留邦人等13名の方々の戦争体験をウェブ上でもご覧いただけるようにしたものです。
それぞれの語りの収録時間は、お一人およそ20分となっています。
プロローグ
プロローグA
(先の大戦による死没者数や県内の空襲被害の概要説明)
プロローグB
(都城23連隊やシベリア抑留、中国残留邦人などについて)
プロローグC
(平和祈念資料展示室の千人針等の資料や、学徒動員について)
証言
地頭所栄八さん
(昭和20年の都城空襲体験、家族や学徒動員の旧制小林中学の生徒が被災した様子など)
吉田千鶴子さん
(昭和20年の延岡空襲の体験など)
牛島荘吉さん
(昭和19年に九州から沖縄へ向かった輸送船富山丸の戦没者遺児としての思い、沈没時の悲惨な状況を紹介)
押方重晴さん
(戦没者遺児。父親に赤紙(臨時召集令状)や戦死の公報が届いたときの家族の様子、母の苦労など)
長田仙一さん
(戦死した兄や戦友への思い、教官として赴任した陸軍幼年学校での生活など)
貴島満州子さん
(台湾から内地に避難する際、乗船した輸送船富士丸が魚雷を受けて沈没し救助された体験など)
松谷希次さん
(ソロモン諸島での戦闘で足を負傷した体験、戦後の遺骨収集や慰霊など)
鬼塚勇作さん
(ソロモン諸島での戦闘、野戦病院の悲惨な様子、戦死した戦友の御家族への思いなど)
中村欣市さん
(インドネシア・スラバヤでの戦闘と抑留体験など)
永友寿徳さん
(シベリア抑留体験など)
永友敏さん
(シベリア抑留体験など)
早瀬三樹雄さん
(ソ満国境守備隊でのソ連軍との戦闘、過酷な軍事訓練の様子など)
渡辺ヨシ子さん
(中国残留婦人としての中国での生活や帰国までの思いなど)
平和の語り部
宮崎県では、県内の小中学校を対象に、戦争体験者・地元の戦争記録について詳しい方による「平和の語り部講話」や、戦争にまつわる「朗読劇」の上演を実施しています。
例年多くの学校に利用いただいており、児童・生徒の皆さんは地元宮崎でも身近に戦争があったことを感じ、戦争と平和について自分事として考えてもらう時間となっています。
以下に、講話と朗読劇の様子をまとめた2分程度のサンプル動画を掲載しました。授業の実施をご検討いただく際の参考として、ぜひご覧ください。
平和の語り部事業「講話」
平和の語り部事業「蒼天の向こうへ」
サラみやざき
講話感想文
中学1年生(日南市)
今回の話を聞いて、自分たちの権利について考えさせられた気がしました。戦争中に生きていた人たちの気持ちを考えると、とても胸が痛くなりました。
太平洋戦争から約80年経った今は、戦争について知っている人が少なくなってきていると思うので、これからの世代にしっかりと広め、教えてあげたいと思いました。
中学2年生(小林市)
今回の話を聞いて私が感じたことは、今の日本の当たり前の権利は、過去に多くの戦争を経て築かれたものだということです。私たちが当たり前にしている勉強や食事、遊びができなくなり、むしろ当たり前ではないことが日常的になってしまう、そんな恐ろしいものなのだと、改めて実感しました。
戦争のことを知らない私たちだからこそ、この事実をしっかりと心に留めて、これからの日々を大切に過ごしていきたいです。そして、家族やたくさんの人に伝えていきたいです。
朗読劇感想文
小学5年生(都農町)
私は戦争の朗読劇を見て、特攻隊のことを知りました。特攻隊は自分を犠牲にして日本を守るということを知って、泣いてしまいました。私は戦争に興味はなかったけど、朗読劇を見て興味を持ちました。これからは戦争はなぜ始まったのかを調べていきたいです。
小学6年生(宮崎市)
私は戦争のことについて劇をしていましたが、正直戦争には興味がありませんでした。理由は、自分は戦争を経験したことがないし、行ったこともないからです。
でもサラみやざきさんの朗読劇を見て、戦争に興味がないと言ったことが恥ずかしくなりました。今の私たちがいるのは、戦争に行ってきて、経験したことがある人たちのおかげなのに戦争に興味がないと思ったことが恥ずかしくなります。サラみやざきさんたちのおかげで戦争がどんなに過激だったかを実感できました。
中学3年生(小林市)
今回の朗読劇を通じて、改めて戦争の悲惨さと平和の大切さを学びました。特に、長崎などの戦争についてはいろいろ学んで、知っていることも多いけれど、同じ県の身近なところでの話は初めて聞いたので、とても勉強になりました。また、戦争を経験された方々が少なくなる中、自分たちが今日のような体験を通して、現代に伝えていかないといけないと思いました。



